サバ缶
どうもこんにちは!
サバ缶(@tech_begin)です。
業務の中でたまに耳にする言葉「ステークホルダー」。
曖昧な言葉ではありますが、なんとなく放置していませんか?
実は、ステークホルダーにどのような関係者がいるのか把握しておくことも重要です。
現場ではプログラミング能力だけあればいいってものでもないです。
この機会に、きちんと理解して1ステップ上がった仕事を目指してみましょう!
システム開発の全体像
まずは、前提としてシステム開発の全体像についておさらいします。
一般的には「ウォーターフォール」と呼ばれる開発モデルが使われています。
ウォーターフォールには以下のような開発工程があり、上から順に進んでいきます。
システム開発の流れ(ウォーターフォールモデル)
- 要件定義
- 設計
- 製造
- テスト
- 納品
この工程があることを前提として以下にお進みください。
ステークホルダーとは
ステークホルダーとは「プロジェクトに関わる利害関係者のこと」です。
開発側、顧客側ともに利害関係者にあたります。
利害関係者とは、直接的・間接的に関係性のある企業や人物のことを言います。
ステークホルダーの種類
- 開発側
- 顧客からお金をもらえないと損害になる。
- システムを提供し、お金をいただく。
- 顧客側
- システムを依頼通りにもらえないと損害になる。
- お金を支払う代わりに、要求したシステムを作ってもらう。
大きく開発側と顧客側に分けました。
それぞれのステークホルダーの役割を細かくみていきましょう。
システム開発側のステークホルダー
システム開発側のステークホルダー
- SE(System Engineer)
- システムの設計を担当する人
- PG(Programmer)
- 製造、単体テストを担当する人
- Tester
- 結合テスト、総合テストを担当する人
- PL(Project Leader)
- プロジェクトメンバーを統括する人
- PM(Project Manager)
- プロジェクト全体の管理を行い、PLへ指示を出す人
プロジェクトによっては、SEとPGを兼任したり、PGとTesterを兼任することも多くあります。
また、会社・現場・プロジェクトによって呼び方や役割が異なります。
顧客側のステークホルダー
顧客側のステークホルダー
- 経営者
- 組織の経営について責任を持つ人
- 最終的な決定権を持つ
- 情報システム部
- 顧客側のシステム担当者
- 打ち合わせの相手(になることが多い)
- システム管理者
- システムを管理する人
- システム利用者
- システムを実際に利用する人(現場の人たち、一般ユーザなど)
顧客の社内構成によって、情報システム部やシステム管理者の有無が変わります。
まとめ
ステークホルダーの確認をすることはとても重要です。
プロジェクトに参画して最初のキックオフMTG(顔合わせ会のようなもの)で、きちんと説明がなされない場合もあります。
あなたの携わるプロジェクトのステークホルダーを把握することは必要不可欠です。
自分のポジション、メンバーのポジションの把握は最低限しておきましょう。