どうもこんにちは!
サバ缶(@tech_begin)です。
IT技術を学んでいると、必ずどこかで目にする「仮想化技術」の文字。
言葉だけ見ると、実態がないものなのにどうするの?ドラえもんの世界?みたいなイメージを持ってしまいそうです。
今回は、その仮想化技術について理解を深めていきましょう!
仮想化とは
サーバやメモリ、ディスクなどのコンピュータの物理的な資源を、要求に応じて柔軟に割り当てる技術のことです。
サーバの仮想化やストレージの仮想化、デスクトップの仮想化、ネットワークの仮想化技術が登場してきています。
仮想化技術について大枠を理解した後、メリット・デメリットをご紹介します。
サーバの仮想化
1台のコンピュータで複数のサーバを仮想的に動作させることができる技術です。
仮想サーバはそれぞれ別のOSやアプリケーションを動作させることが可能です。
複数の物理的なサーバを仮想サーバ1台にすることで、サーバの運用、保守費用が削減できます。
しかし、1台が故障すると複数の仮想サーバ全てに影響が及ぶため、リスク許容を鑑みる必要があります。
※サーバは、何しらのサービスを返すためのコンピュータで、インストールされているソフトウェアによって役割が異なります。DBサーバや、メールサーバなどがあります。
ストレージの仮想化
複数のストレージ装置を論理的に集約する技術です。
ユーザはベンダやファイルシステムの違いを意識することなく、必要な容量のストレージ(データを保存するための装置)を利用できます。
デスクトップの仮想化
シンクライアントを実現する手法の一つです。
仮想マシンにWindowsなどのOSとアプリケーションソフトをインストールすることで、ユーザごとの固有のデスクトップ環境を実現します。
ネットワークの仮想化
ネットワークの通信負荷を軽減させるための技術です。
ネットワーク経路の仮想化
- VLAN
- 企業内ネットワーク内において、物理的な接続とは別に端末の仮想的なネットワークグループを構成すること
- VPN
- パケットの「カプセル化」と「暗号化」により、公衆回線を使いながらあたかも専用回線のように安全な通信を可能にする技術のこと
ネットワーク機器の仮想化
- ロードバランサ
- ユーザ(クライアント)からのリクエストを複数のサーバに分散させることによって、サーバの負荷を低下させるネットワーク機器のことです。
仮想化のメリット👍
- 仮想化を利用することで、コンピュータの資源を有効的に利用可能
- サーバや業務アプリケーションを集約したり、統合することによって、ハードウェアおよびソフトウェアコストの削減することが可能
仮想化のデメリット👎
- サーバや業務アプリケーションを集約したり、統合することによって、システム構成が煩雑になり、システム可用性を確保することが難しい
まとめ
仮想化技術について、ご紹介しました。
実際にこの仮想化を実現するために使用するソフトウェアなど、まだまだ紹介しきれていない分野は多くあります。
興味がありましたら、ぜひ調べてみてください!👨💻
以下では、仮想化技術を活用したクラウドに関する紹介をしています。