【Git】コミットにタグをつける方法と活用場面について

Git
サバ缶
サバ缶

どうもこんにちは!
サバ缶(@tech_begin)です。

私の業務では、月に一度のリリース作業があります。

リリース

開発してきた機能を実際にユーザに提供するための公開作業です。
身近なもので言えば、GooglePlayやAppStoreでアプリ公開をすることです。

このリリース作業では、バージョン番号をタグとして付与します。

そのタグ付けの方法を備忘録がてら紹介したいと思います!

なぜGitでタグをつけるのか

Gitには「タグ」機能があり、コミットをすぐに参照できるよう、わかりやすい目印をつけます。

もしこれが無いと、「前回のリリースは5月10日だから…この辺りかな」と遡って探さなければなりません。

ブランチにリリース番号を付ければいいんじゃない?

ブランチですと、マージした際にブランチが移動してしまいます。

しかしタグはコミットに対して付与するので、固定されるため目印として役立つのです!

タグの種類

タグには2種類あります。

  • 軽量タグ
    • 目印をつける
  • 注釈付きタグ
    • 目印をつける
    • コメントをつける

タグをつける方法

今回は、SourceTreeを使用してタグを付与していきます。

以下のようなブランチの状態になっているとしましょう。

masterブランチを「1.0.0」バージョンとしてタグを付けると仮定します。

ブランチを右クリックし「タグ」を選択します。

すると、以下のようなダイアログが表示されるので、バージョンを入力します。

入力すると、追加ボタンが活性化するので、押しましょう!

これでタグの作成は完了です👍

タグを付けた後の注意点

実は落とし穴があり、このままでは他の人には見えない状態になっています。

サバ缶
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コミットと同じで、プッシュしないといけません!

SourceTreeであれば画面左上のプッシュボタンを押し「すべてのタグをプッシュする」にチェックを入れることで解決します!

その際、プッシュしないブランチを選択していないか注意しましょう。

【補足】タグの仕組みについて

Gitで扱うすべてのものは、「チェックサム」で管理されています。

チェックサム

誤り検出符号の一つで、データ列を整数値の列とみなして和を求め、これをある定数で割った余り(余剰)を検査用データとするもの(e-Words引用)。
要するに、データが正しいものかチェックするための値です。
GitではSHA-1ハッシュを使用しています。

このチェックサムを使うことで、ファイル名ではなく、ハッシュ値によって管理できます。

もちろん、コミットもチェックサムです。

タグはこのチェックサムを保持することで、目印が変わらないようにしているんですね。

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